« 第16回『やっと出ました、シアターの新譜アンド最近の話』 | メイン | 第18回『相模湖畔の勝手な音楽祭り』 »

2003年8月20日

第17回『近況とフジロック・フェスティバル』

やっと梅雨明けしましたね。
暫くご無沙汰してしまっていたこのコラム、本当は書くこと沢山あったのだけれども、忙しいのと、上手く手短に伝えることが苦手だったりするのとで、かなり更新の期間があいてしまった。

6月に入ってからはまず、シアターブルックの新しいアルバムが発売されました。タイトルはバンド名そのままで『Theatre Brook』。「やることやりきった一区切りの意味もあるし、これから始まる新しいいろいろなことの始まりで
もある、どんな場合でもシアターブルックはシアターブルックです」と、とらえてもらえれば良いかな。なにか今までと違う事をやろうと特別に意識したわけではないが、実際のところは前回までの吉澤君の存在が無いわけだし、結構「変わった」と感じる人もいるのではないだろうか。

更に、プロデュースした『ナオリュウ』という女性アーティストのCDもリリース。以前のコラムにも書いたオリジナリティーあふれる曲を書くシンガーでありギタリストです。

naoryu.jpg
ナオリュウ

彼女の発売記念ライヴというものが5月末にあり、その後シアターブルックの発売日と同じく6月の4日に店頭に並びました。昨年の9月には録音を終えていたので、今聞くと「色々とああすれば良かった、こうすれば良かった」というのがあるけど、なかなか良いアルバムが世の中に出た、と思ってます。

さて、話が行きつ戻りつしますが。シアターブルックはこのリリースに伴うパーティー&小ライヴを東京の表参道にあるお店で行ったりしたのですが、調子こいて店のテラスから表通りに向けて演奏したりした結果、警察がやって来てしまった、という事件も発生。その警察が来てしまったセットが1ステージ目で、その後は店の中で演奏したのですが、最初にケチがついたせいもあり、「音が外に凄く漏れていてウルサイ、夜の10時までには終わらせるように」と更に警察にいわれる始末。結局12時位まで演奏したのだけれども、沢山のシアターに関係した人達やお客さんが楽しみに来てくれて、良いイヴェントでした。

そしてその勢いのまま(どんな勢いだか分かりませんが)6月の後半にはシアターブルックで4箇所をツアー。久しぶりの札幌を始めに、東京、名古屋(ここも久しい)、大阪を回りました。

toursapporo.jpg
ツアー初日の札幌

今回のツアーは当然の事ながら、新譜の曲を織り交ぜつつだったのですが、もっと新曲中心でも良かったかな、とは終えての感想。どちらかというと今までの曲のアレンジ変更や曲間の繋ぎの作りに重きが置かれ、まぁそれはそれでライヴのトータルな完成度を考えれば、良い事なのだけれども、新譜発売直後という事を考えれば、もっと新曲のお披露目の場、としてのツアーでも良かった気がする。ただ、これは年間のライヴ本数が少ないという事が1ステージの総合的な出来の方を優先する結果を招いているのだと思いますが。

あと、最近はライヴを2部制にしており、間に20分ほどの休憩をはさむ、というスタイルでやっているのですが(このツアーもそう)、トータルにして3時間近い演奏、お付き合いしてくれた方々、有難うございます。「休憩時間の間が持たなくて困る」とか「長すぎて終電に間に合わない」とか「もっとすっきりしたライヴの方が良い」等々、ご意見もありましたが、「途中でまたドリンクを買いに行けて嬉しい」とか「おしっこが近い私には朗報だ」とか「これでお店の飲み物の売上が倍増です!」とかの意見もあり(お店の売上の事は実際はどうだか知らん)、更に間の休憩時間に今までのシアターのヴィデオクリップ集を流したり、 VJをいれたりとの工夫もあって、概ね「良い構成ではないですか」という意見を得られたようです。

まぁこの2部制というのはアメリカ辺りのジャムバンドがよくとる形式の真似だったりしますが、シアターブルックというバンドにとって、このやり方が合うかどうかは今後暫く見極めて行きたい、といったところですか。演奏している方にとってもこの休憩って、休めて楽、なんてことも言えますが、だったらもっとコンパクトにすれば良いだけなんですけど....色々試してみたい30代半ば、いや、平均すると30代後半、なわけですよ。

そのツアーが終わって暫くしてから、バンドのマネージャー、I君の結婚パーティーもありました。都内某クラブで行われたのですが、彼にゆかりの方々が多数が集まり、飲めや歌えやの大宴会。

kekkonparty.jpg
結婚パーティーで演奏

勿論、シアターブルック(タイジ君と私)も演奏したりして、恐ろしいほどの盛り上がりを見せました。事務所社長を筆頭とした社員一同によるシアターの曲の演奏とかもあったして....。

jimushoband.jpg
事務所バンド

そして7月は前半にシアターブルックとして、某アーティストのトリビュート盤用に1曲録音、月の末に行われるフジロックフェスティバル2003のリハーサル等がありました。

更に所属するバンド、『平泉コージ&ザ・東京』主催のイヴェントもあったりしたな。コージ君、小島君、私の知り合いや関係するアーティストが何組か出て、地味ながらも良いイヴェントになりました。

さてフジロックですが。前回2000年に出演した時にはあまりの暑さに閉口したこのイヴェント、今回は雨模様。各ステージ間の移動はほとんど田植え状態です。そんな中でも観に来てくれる人達は皆楽しんでいるし、演奏する側も楽しまない訳には行きません。特別ゲストとしてヴァイオリニストの勝井さんにも参加してもらい、1時間程演奏しました。毎回ライヴで演奏している「One Fine Morning」という曲にて勝井さんは競演してくれたのですが、曲後半のアドリブソロパートでタイジ君と音のバトルを繰り広げてくれました。なにぶん分かりにくい構成の曲、及びぶっつけ本番であった為、勝井さんには面倒かけましたが、そういった機会での演奏も多い彼は難なく自分の世界を作り出してました。

フジロックフェスには出演するだけでなく様々なアーティストを見学できる、しかも外タレ多し、と言う事も有り、初日に出演した後は沢山あるステージをハシゴしながら二日目までを過ごしました。

soccer.jpg
フジロック・フェスの合間にサッカーを楽しむ某英国若手バンドの面々

何回かこのフェスには行っている事もあって、やたら観たいアーティストを見まくる、という事が最終的には疲労困憊で訳わからなくなる、という事になるのを前もって知っておった為、余裕をもちつつ、特に観たいものに照準を合わせて回りましたが(30後半ともなると足腰もつらいっす)、ベン・ハーパーとビョークには圧倒されました。

勿論、他にも沢山観たいものはあるのですが、同じ時間帯に重なっていたり、日程的な都合もあった為、残念ながら断念。しかし、出演するのも、観てまわるのも楽しいこのフェス、来年も出られるもんなら出たいです。

hanabi.jpg
花火も上がったフジロック
そして7月の31日には札幌のFM局、ノースウェーヴの10周年記念イヴェントに参加、ライヴ後の居酒屋と化した局内にて、とれたてのホタテやアスパラに舌鼓を打ち、「ああ、また8月の15日には北海道、ライジングサン・ロックフェスに出演のため、やって来るのだな」と思いを馳せるのであった。

 

投稿者 admin : 2003年8月20日 10:22