PCI USA

PCI - Prosound Communications Inc

menu

« 第1回『自己紹介とメモリーチェア』 | メイン | 第3回『真夏のシグネイチャ-モデル』 »

2002年6月15日

第2回『のど渇いた』

人生いうのは規則正しいものでまたもやむかえてしまいましたよ。
誕生日。5月30日なんですけどね。いやーみんなから『おめでとー!』なんていわれるたびに、『ぜんぜんめでたくなんてないよ。わすれてたよ、まったく』なんてつっぱってみたもののいやいや、いくつになってもそれなりにうれしいものですね。たしかにうれしさの影には複雑怪奇な気持ちがあるわけなんだけどね。でもいいもんですよ。やっぱり誕生日ってのは。そして、そんな嬉しい誕生日を記念して買っちゃったんですよ。おニューギターを。何を買ったかっていいますとギブソン68年SGスタンダードです。この前にちょっと書いたけど初めて買ったSGタイプのギターを調整して使ってるうちについつい本物が欲しくなっちゃいまして。なんか散歩のコースにビンテージギター屋さんがくみこまれてきてですねー。そしてですねー、出会っちゃたんですね。電撃の出会いでしたね。はやくライブで使いたいんだけどケースがしょぼくてちと心配でねー。持ち出せないんですよ。今ケース屋さんに超合金のケースを注文して完成をまっているところです。ウキウキです。

sg.jpg
これが68年SGスタンダード! カッコイイ~!!

*ステージドリンク*
もういったいどれくらいライブをやったんだろう。ちょっと分かんないけどすごい数だろうな。そしていつからだろう、ステージドリンクがあたりまえのようにミネラルウォーターになったのは。
先日ライブ前にふとこんな事を思いその日のステージドリンクはコーラにしてもらったんだけど、アンプの上においてあるコーラのボトルをみてメンバーもスタッフもびっくりですよ。そのくらいもう水なのよ。ライブでは。すくなくとも俺達がデビューした頃(1987年)、水を買うという行為はあたりまえではなかったはず。デビュー前俺はコンビニでバイトをしていたが水どころか氷を買う人だってほとんどいなかった。俺はたまに買ったがそれはバーボンをロックでのむためだったりした。水を買うなんて、お客さんがレジに水なんてもってきたら『お代はけっこうです。』なんて言っちゃいそうだ。お茶だって微妙だ。日本では食べ物屋さんに入るとたいていお茶が出る。それはただ。しかしメニューにはウ-ロン茶400円なんて出ている。寿司屋さんなんて行ってもお茶は有料、あがりはただなんて訳わからん。いや分かるけど、まーこういう所にも水を買う事があたりまえではない歴史的背景があるわけよ。いかん、話しがそれた。ステージドリンクである。そうだ思いだしてみると水の前はスポーツドリンクが一般的だったんだ。ポカリスェットとか。(一度リポビタンDがスポンサーのライブでうちのリーダーがポカリを飲んでひんしゅくだった。)俺は何を飲んでいたんだろう。たしか横浜でのライブだったと思うんだけど果汁100%のグレープフルーツのジュースがアンプの上に置かれていた事があった。ライブ終盤、一息にそれを飲み干した俺は本番中だった事も忘れ『すっぺー!!!』と叫んでしまった。缶のコーンスープなんかがアンプの上に置かれていても楽しそうだな。でも、ステージドリンクとしての能力はうすいな。やっぱり水がいいのかな。
人のライブを見に行ってアンプの上に置かれているクリスタルガイザ-かなんか見ちゃうと完全にバイオハザードの救急スプレーに見えちゃうんですけど。

*ドクターペッパー*
俺は炭酸飲料が好きでねー。ビールはもちろん酎ハイね。しかし酒だけじゃないぜ。キング・オブ・炭酸といえばそう、ドクターペッパーですよ。いちじきあんまり売ってなくてピンチだったけど最近またちょくちょくみかけるので助かってる。サウナの後なんてビールももちろんいいけどね、脱水症状の体にしみこみすぎて酔いがはやくなりすぎちゃうんだよね。そこでペッパーですよ。のどにビリビリきて最高。とここまで書いてなんで今回飲み物ネタがふたつも、、、。のどかわいてんのかな。まーいいか。
そのドクターペッパーなんだけど懐かしい思いでがあるんだ。
たしか小学校3年生だったかな。学校からの帰り道に酒屋があってね。たぶん日本にドクターペッパーが初めて入ってきたのかなー。その酒屋でかなり激しいプロモーションが行なわれていたんですよ。ドクターペッパー飲み放題!学校帰りっていうやつはのどがかわいてねー。いつもは銀行によって水を飲んだりするんだけどね。(水道局の水の方がうまいとされていたがどうだったのか)とにかく飲み放題よ。ところが友達数人はひとくち飲んで『まじー!』ときたもんだ。俺はやけに気にいって毎日毎日飲み放題に通った。ひとりでね。
酒屋の激しいプロモーションにもかかわらずドクターペッパーは子供には人気がなかった。毎日ドクターペッパーを3本くらいのみながらプロモーション担当のおにいさん(酒屋の人だったのかコカ・コーラの人だったのか。)と山手線の走る音を聞いていた。酒屋でのドクターペッパーハードプロモーション。俺には今だに効果がある。

*コーヒー焼酎*
ある日ミッシェル ガン エレファントのドラマーであるキュウに
『兄貴ー、とにかくこれ飲んでみてよー』
と茶色い液体の入ったボトルをもらった。よく見ると中にコーヒーの豆が入っている。焼酎にコーヒー豆を入れて3日位おいたものらしい。彼の出身地である北海道ではわりとポピュラーであるらしい。ロックで飲むのだがこれがいい。ほのかに香るコーヒー、焼酎だから重すぎずのどをとうる。これをこれから迎える夏の夜中にベランダで飲るのが今から楽しみでしかたない。お酒が好きな人はぜひやってみて。
20度の甲類の焼酎(俺は純。25度でもいいけど20度がいいよ。)をあけ一口分くらいなにもなかった事のように飲んでしまいます。そのあいているスペースにコーヒー豆をいれるだけ。3日くらいで飲めます。うまいよ。
そうかー、もうすぐ夏だよね。大好きな夏の夕暮れをはやくあじわいたい。

kotaro.jpg
ニートビーツの和也と筆者。とってもナイスな彼が手にしているのは63年 GIBSON 330。弾かせてもらったけどメチャクチャ鳴るギターでした。

コータローさんのインタビューはこちらです。


 

 

投稿者 admin : 2002年6月15日 08:29