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2006年3月20日

第16回:理論やったらホンマにアドリブがうまくなんの?

最近ここ(アメリカ)でも日本でも意外にこのコンセプト信じてる方多いですね?  
”アドリブうまくなるには理論が大事”とか 
”ソロがうまくなるためにスケールを学ぼう!”とか
確かに理論もスケールも音楽を演奏する上で大事ですが、ボクの場合理論は、自分の弾いた事、聴いた事を整理するためのレッテルみたいなもんでやはりこれもサウンド、味を自分で知る事がまず大事や思います。音楽、演奏、スタイル、サウンド、グルーヴ、トーンなどまず頭でっかちになる前に楽器で何か真似でも良いから例えばブルースのスタイルを少し追求してみる? とかも大事です。そうしないと知識か先行してしまって音楽を感じで演奏することよりもいつの何を弾いたら良いか?とかサウンドが聴こえる前から知識で弾いてしまう人が多いです。このような弾きかたされるとどうしてもストーリー性の無い話みたいにダラダラ、、、になると思います。あとソロを弾く時は、2−3コーラスぐらいでストップするのが良いです。サウンドから入ることが重要なんでこの弾くアイデアもテーマのようなもんが良いですね。

たぶんいつもながら話があっちこっちにいきますが、すいません!このブルースも誰かが大事っていうから聴くのではなく、冷静に? ジャズもファンク、好きなR&Bもこのブルースのルーツからきてるんでまずサウンド的に弾ける事が大事やと思います。ここで皆さんよくありがちなのは、ブルースのスケールやリフ、フォームをついつい目で追ってしまうんで、どうしてもサウンドもパターンの羅列であまり話としてつまらないことになると思います。まず音数は、多くても3つぐらいでその中で何かメロデイーのようにリピートして会話になっていくのが理想です。その辺はレッスンとか実際に何かしっかりした目標をたててやらないと具体的になりませんが、今回また何か新たに今まで気がつかなかったことに気ずいて頂けるとムチャ嬉しいです。 ジャズを弾くためにもファンクの1発もののソロのためにもブルースはとても大事で通信レッスンでもかなりブルースの表現力については細かくやっています。表現能力のDVDも参考にしてくださいね。 あとソロパフォーマンスDVDも参考になると思います。(ソロなんで)

ジャズも同じで、ジャズと言えばフルアコ+フラットワウンド+分厚い小さいピック=ジャズみたいな部分ありますがボクは、形式よりもこれも弾き方、このスタイルが弾けることがまず大事やと思います。いっぱい ii-v のフレーズ覚えてもこれがつながるかどうか? 自然に弾けるかどうか? この辺がよく空回りの原因ですぐにアドヴァンスに学べば良い?って考えすぐにジャズの指がまわらないようなコード、コンビニ? コンデミか?(笑)とか難しいことに気になる?そのスタイルを知らないのにやってしまうとムチャ無駄になると思います。まず大事なことは以下のレコード持ってるかどうか?(次回の部分でやりましょう)いくらスケールやっても理論やっても歌心(ブルースが歌えないと)スタンダードの上でのアドリブもかなりしんどいと思います。いくらフレーズをパターンとして覚えてもつながらない? どうしてつながらないか? よくある問題点はジャズが弾きたいのにそのジャズを聴いていない! 英語しゃべりたいのに日本語しか聞いてない?みたいなもん。なんでまず自分の好きなもの(今聴いてるものを)一切聴かないでジャズのレコードだけ聴く。ボクはこうやって日本にいる頃からアメリカで育ったような環境を自分で努力して作っていました。だから結果はすぐにはジャズ弾けなかったですが体の中に良いレコードのサウンドを入れたんでこのような音楽吸収の時間をしっかり作ったのでフレーズを覚えた時にこのまわりのサウンドも自然についてきました。まあ音楽は言葉では説明できませんがここでちょっとしたヒントができたら良いなあと思ってます。

まとめとしてスケールはフレットボードを知るためにも一応大事ですが自分なりにまとめてみるのも大事です。その辺演奏能力の2でやってますので参考に。大体のアイデアが弾けるようになったらそんなに考えなくて良いと思います。もちろんこのコンセプトもいっぱいありますが、今回は、”こうやったらこうなる?”みたいな形式のようなコンセプトを考えないようにちょっと違う方向でもチョイスがあるということを学んで頂きたいです。以外に知識=上達とか? 知識=うまい?同じか?(笑)それよりもボクは、ジャズを弾く上でもブルースのコール&リスポンスのようにシンプルに歌えることから入るのが
大事やと思います。でこの部分も皆さん構えてしまって、”さあブルースやるぞ” ”どのキー、どのポジション?” みたいにすぐにパターンを探してしまう? ブルースはフィーリングなんでまずこれも聴くことから入ります。リスニングがどれだけプレイのために大事か分かって頂きたいですね。会話もそうでしょう? うまく会話するには良い聞き手になることが大事です。しゃべてばかりいたら? 飽きてしまう?音楽も同じです。弾く部分と同様に弾かない部分スペースが大事です。その辺ボクはバークリーも通信レッスンも自分の演奏も同じで難しいことよりもシンプルなことを深くかなし、表現力について詳しく追求します。バークリーのクラスもあまりに細かいのでみんなによく笑われますが? タイムにしても同じです。なぜか皆さん早く弾いてしまいます。そこをゆっくり、このゆっくりも実際にレッスンやらないと分からないみたいですね。良く最近新しい通信レッスンの生徒さんに言われることは、”演奏能力を使ってかなり分かってたと思いました。でも本人にサウンドで表現され、同じ事を言われて本当にその意味が分かりました。ですから頭でっかちダメなんですね。

では、ゆっくりがんばってください。

PS、ナムの写真です。分かりますか? ボクのDVD?
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ハルレオナードのブースです。チャーリー・クリスチャンとジムホールの間にあるのが
ボクのアメリカで発売されているDVD” Accelerate Your Guitar Playing" (演奏能力開発エクササイズです)タイトルもこれだけ変わります。マイクスターンとカールトンのDVDも見えますね。

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パット・マルチーノ! 凄い優しい人でかなり長い間話してくれましたよ。オルガントリオ時代の話がきけて良かったです。最後に名刺もくれました。

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91年からの友達アンデイー・テイモンズです。 最初会った時から自分のバンドの
コンサートにSit inさせてくれたぐらい良い人です。

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ロスに行くといつもトシくんと遊ぶの楽しみにしてます。Toshi Hiketaとのエミネンスの
ブースでのデユオです。えらいエミネンスの人にうけてましたね。良い演奏してくれました。

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バ−クリーの同僚のデイヴィッド・フューゼンスキーです。 毎週よく話が合います。 彼もケンウッドとよくやってます。

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エイブ・ラボリエルJrのお父さんです。 エイブJrはとはバークリー時代によく演奏したしボクの結婚式も来てくれました。エイブのお父さんともいつかしたいですね。

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Tone Merchantsでライヴをやったグレッグ・ハウです。ボクが1セットで彼が2セットでスリリングな演奏は凄かったですよ。ボクの演奏もかなり気に言ってくれたみたいです。


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投稿者 admin : 01:51