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2002年8月 7日

第7回:スーツケースとわたし

夏といえばツアーシーズン、といえばスーツケース。と無理矢理こじつけてしまったが、今回はスーツケースの中味について話したい。

2~3年前からツアーの仕事が多くなってよくスーツケースを使う。だんだん旅の回数が多くなる度に中味が合理的になり、いつも欠かせないお気に入りのものがあったり、無駄なものは省くようになった。

1)まずスーツケースはえんじ色のリカードという会社のもの。これを買った頃は少なかったが、最近BAGGAGECLAIMのローラーから結構えんじ色のスーツケースが出てくるようになった。前に黒いのを持っていた時は目印のために靴下を取っ手のところにしばっておいたが(たまたま飛行機でもらった靴下。)えんじ色になってからそれをしなくてもオーケー。でも汚れが目立つので時々ブラシでこすってきれいにしてやる。

Suitcase.jpg
これが私のスーツケース。いっぱい収納できて、けっこう頑丈。

2)MACガールである私はこの夏のツアーに先駆けて念願のアイブックを買った。「ツアーの最中でもいろんな仕事したり、DVDをみたり、充実した時間を過ごすためね。」と言い訳をしながら、実はOS Xについてきたチェスのゲームにすっかりはまってしまった私。買ってから初めてシカゴにいった時、飛行機の中で仕事もそっちのけでチェスのゲームをし、10回もコンピューターに負けた。1番低いレベルに設定してるのに何ていうことだ。まだまだ修行が足りない。あと、エアロビクスのDVDを買ってホテルの部屋で運動をするという大きな目標がある。・・・とてもオタクになってしまった自分に気づく。

i_book.jpg
いとしのアイブック。これとキーボードがあれば曲のアイディアなど打ち込みもできる。

3)普通のバックバンドの仕事の時はたいてい黒の衣装を持っていく。黒と一口にいってもベルボトムのパンツから超ミニスカートまでいろいろ、あと黒のジャケットは欠かせない。今回のティナ・マリーのツアーはそれとはうって変わって白っぽい衣装が多い。自分のを着る時もあるし、時々コスチューム代わりにティナの洋服を着てくれ、と言われる時がある。彼女と私は背丈は同じだが、問題はわたしがAカップ、彼女がDカップなのでどの服も胸の部分がカパカパしてしまう。時にはミラクルブラでも足りなくて、先日のサンディエゴのショーではティナの10歳の愛娘アリアちゃんの提案でいっぱいティッシュをつめるはめになった。「こ、これでどう?」と聞いたら「うーん、ちょっと右側が小さいね。」とか言われて、結局なんとも不自然な似せCカップとなってしまった。「まっいいか。どうせキーボードの影になってみえないし・・」

Me_Tracy_DiDi.jpg
シカゴの House of Blues のショーで撮った写真。バックコーラスの2人と。
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私のにせ Cカップをつくった女の子。すっかりバスガイド気取りのアリアちゃん、ティナの一人娘。
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私のにせ Cカップをつくった女の子。ツアーマネージャー、ペニーの娘、マレヤちゃんと今回ツアーの最中にマレアちゃんの10歳のバースデープレゼントとして私達の仲間になった子犬のマックス!! 初めて見た時は思わずぬいぐるみかと思った。

4)スーツケースには必ず1本か2本ボトルウォーターを入れる。仕事によってはホテルのまわりに見事に何もない(といっても牛はいる)というド田舎に行くことがあってそういうところのホテルだとルームサービスがないか、あっても10時とかで終わってしまう。しぶしぶ水道水を飲んだこともあった。そういえば昔フィリピンに行った時は、歯磨きで口をゆすぐのも全部ボトルウォーターだった。(そこまでしなきゃいけないの!と思いながら。)あと自分の部屋でコーヒーを作る時も使えるので便利。

5)私は夜、裸で寝れない人なので、必ずパジャマを持っていく。だいたいは長いパンツと Tーシャツの組み合わせ。時々5つ星のホテルでフワフワのバスローブがあるとお風呂上がりにそのままバスローブを着て寝てしまうときもある。あと泳ぐのが好きな私は水着、水泳帽、ゴーグルを必ず持っていく。でも水泳帽をかぶった私はすごいおばちゃんに見える。だから泳ぐ時は一人でこっそりプールに行くのだ。

6)SONYのコンパクトスピーカー
ホテルの部屋で音楽を聴くのに欠かせないソニーのスピーカー、$20ほどで買った。これをCDプレーヤーにつなぐ時もあるしコンピューターにつなぐ時もある。小さいのでスーツケースで場所をとらないのがいい。でもティナのギターテックゲリーのスピーカーには完全に負けた。サブウーハーまでついてコンパクトだけど$500らしい。彼のシステムでラップなんか聴くと、部屋中がどんどんと揺れて迫力満点。たしかブランド名は CREATIVEWORKSだったと思う。ここでアメリカの諺、「You Get What You pay for」。
私もがんばっていつかサブウーハー付きのシステムでバンバン”ラップ音楽”を聴くのだ。

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7)半ドーナッツ枕と毛布
これはスーツケースの中味ではなく機内持ち込みに欠かせない2点。冷え性の私は飛行機の冷房にとっても弱い。で、飛行時間が短い時など機内に毛布がなくて困ったことがあるので先日から自分専用の毛布を持ち込んでいる。ちょっとかさ張るけど必要な時にすっと出して使えて、フカフカだしとても気に入っている。半ドーナッツ枕も同様、結構重宝する。これが時にはバックサポートになったりまた飛行機だけじゃなく、車の移動の時も使える。

と、またまたくだらない内容のコラムになってしまった。今私はノースキャロライナのグリーンズボロのホテルにいる。 明日はワシントンDCに行くことになっている。冒険は果てしなく続く!!

Norikoさんのインタビューはこちら


 

投稿者 admin : 11:45