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2008年10月21日

Michael Thompsonの新バンド

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photo by Shu Kitada

Baked PotatoにMichael Thompson(マイケル・トンプソン)の新バンドが出るというので見に行った。Native Sonというバンドで、 下記の通り全員のラストネームが ...sonで終っているのがバンド名の由来だ。
Michael Thompson on guitar
John "J.R." Robinson on drums
Greg Mathieson on keys
Bobby Watson on bass
Romeo Johnson on vocals
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photo by Shu Kitada

全員ベテランの実力者揃いで、出ているサウンドが大音量のロック、ファンクでも大変心地よかった。懐かしい70年代、80年代の名曲を数々とやってくれどっぷりとあの頃の音楽に浸かることができた。
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photo by Shu Kitada

観客にはミュージシャンが多かったが、久しぶりにLee Ritebour(リーリトナー)と杏里にもお会いできた。リーは今でもスタジオではBB Preaampを重宝しているとのことで、マイケルや楽器店の人たちも交えてしばし機材やX-Blenderなどギターペダル談義で盛り上がる。そんなリーを見つめる杏里さんの優しい目が印象的だった。近いうちにこのバンドの映像を撮らせて頂くことで合意した。
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photo by Shu Kitada

マイケルの映像インタビューリーのインタビュー参照あれ。
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photo by Shu Kitada

投稿者 admin : 18:51

2008年10月19日

塩次伸二さんご逝去

ニューオリンズの山岸さんから「塩次伸二が亡くなりました。言葉もありません。」と訃報が届いた。あまりにも突然のことで言葉が出なかった。山岸さんにしてみれば、つい最近日本でウェストロード・ブルースバンドのライブを塩次さんと一緒にされたばかりである。山岸さんの落胆の心中お察しする。
10月19日午前0時20分、ツアー先栃木県佐野市にて虚血性心不全のため永眠されたとのこと。最後までライブ演奏活動をまっとうされたとのことである。
塩次さんは、30年前学生時代にバンドをやっていた頃からの憧れのギタリストだった。その塩次さんと昨年6月にはロサンゼルスでお会いすることができた。縁があってレコーディングのお手伝いをさせて頂けることになり感激だった。会う前は自分の頭の中で色々イメージを膨らませ、お会いした時は結構肩に力が入っていたと思う。お会いして、相手を包み込む様なお人柄にリラックスさせて頂き、改めて塩次さんという人物の懐の深さに感動した。ギタリストとしては、アメリカのプロミュージシャン達とのセッションで、ミュージシャンだけでなく、耳の肥えたロサンゼルスのオーディエンスを唸らせたことは言うまでもない。改めてギタリストとしての凄さも思い知らされた。お別れする際にハグをして頂き、「ロサンゼルスは本当に気に入ったのでこれから毎年来るよ!」と言って頂いた。さて今年はいつお会いできるのかと楽しみにしていた矢先の訃報であった。ショックである。あの時の塩次さんとのハグの温かさが忘れられない。心よりご冥福をお祈り致します。
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投稿者 admin : 08:32

2008年10月12日

Oz Noy from New York

最近人気上昇中のOz Noy(オズ・ノイ)がNew Yorkからやってきて、老舗ジャズクラブCatalina で演奏した。
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photo by Shu Kitada

これで彼のライブを見るのは4回目だが見る度にどんどんよくなっていく。新曲も何曲かやってくれたが大変素晴らしく引き込まれた。以前よりメロディアスになり分かり易くなった様な気がする。でも息を飲む変則的な音作り、リズム、アレンジなどユニークなオズらしさはちゃんと残っていて、観客のノリも今までで最高だった。彼のライブを初めて見る音楽好きの友人も、終った後、口をアングリ開けてノックアウトされた様子だった。また、オズを支えるドラムのDave Weckl(デイブ・ワックル)とベースのWill Lee(ウィル・リー)のプレイが素晴らしかった。デイブのドラムソロには久々に鳥肌が立った。
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photo by Shu Kitada

オズの周りにはこういうベテランの名ドラマー、名ベーシスト達がいつもいて彼をサポートする。オズにそれだけのプロミュージシャン達を惹きつける魅力があるのだろう。
今回の彼のペダルボードにはAC Plus, RC Boosterが搭載されていた。そして随所にRobotalkを駆使したサウンドが使われていたことは言うまでも無い。
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photo by Shu Kitada

ちなみにこの日彼は風邪を引いており、ステージに上がる前は立っているのもやっとの最悪のコンディションだった。それでもライブはむしろいつも以上の出来で観客も大喜び。これぞエンターテイナーである。
彼の以前のライブ、インタビューの映像はこちらで見られる。

投稿者 admin : 07:22

2008年10月 1日

名ギタリスト、Ross Bolton

LAのCafe Cordialeで久々にRoss Bolton(ロス・ボルトン)の演奏を見た。
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RossはAl Jarreau(アル・ジャロウ)など著名アーティストのツアー、レコーディングなどを支えてきた「縁の下の力持ち」的ベテラン・ギタリストである。
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以前Reality Web Videoのコーナーで彼の映像を紹介したが、表にあまり名前が出ないギタリストにもかかわらず高いヒット数であった。うちのサイトの読者は本物指向の方が多い様だ。今回は"Triple Scale"
というR&Bバンドで、メンバーは下記の通りだった。
Arno Lucas: Vocals, Percussion
Leslie Smith: Vocals
Ross Bolton: Guitar
Joe Turano: Sax, Vocals
Stan Sargent: Bass
Joey Heredia: Drums
Larry Cohn: Keyboards

夜中の2時まで観客を飽きさせず素晴らしいステージであった。Rossはライブの出来についてはいつも辛口のコメントだが、この日のは素晴らしかったと褒めていた。ライブとRossのインタビューの映像を撮ったので近いうちにReality Web Videoのコーナーで紹介したい。
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↓は最新のRossのペダルボードだ。BB PlusArion Chorus MOD by EWSの2つは大変お気に入りとのことだった。
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今まで裏方に徹していたRossがいよいよ自分のCDとギタークリニックヴィデオの制作を開始した様だ。今から楽しみである。
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投稿者 admin : 18:44