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Armand Sabal-Leccoインタビュー


<ジャコ・パストリアス、スタンリー・クラーク以来に出たベーシストとしては、最も異色のハイテクベースを奏でるアーマンド・サバルレコ。アフリカのカメルーンで外交官の家に生まれ、フランスのパリでベーシストとして大活躍の末ロサンゼルスへ渡る。 
ティーンエイジャーの時、"Ogogoro Gang"というポップ/ファンクバンドで全ヨーロッパのクラブを回り、パリでベストバンドに選ばれる。1989年には、ポール・サイモンに請われ、"Rhythm of the Saints"のレコーディングに参加、その後の世界ツアーにも参加。彼のエキサイティングなステージプレーは世界のファンを魅了することになる一方、彼の作曲、レコーディングでの能力もプロの間では評価され、Peter Gabriel, Seal, Lionel Richie, Manu Dibango, Stanley Clarke, Harbie Hancockなどのレコーディングにも多く参加。John Patitucciの"Another World"というアルバムには3曲提供しレコーディングにも参加し、1994年のグラミー賞にノミネートされる。同じ年に グラミー賞を受賞したBrecker Brothersの"Out of the Loop"にも彼は参加している。>


こんな凄腕ベーシストのサバルレコさんですが、一方7カ国語もしゃべり心理学専攻のインテリであるのに、それを全く感じさせないきさくないい人。本当に忙しい中時間を取って頂き、彼の自宅でインタビューしました。お邪魔した時もフランス人とレコーディングをしてました。 
彼のディスコグラフィーです。
PCI:ディスコグラフィーを見せて頂きましたがもの凄い仕事量ですね。 先日ライブを見て感動しました。 超ハイテク、独特なノリとリズム、本当に音楽を楽しんでいる様な笑顔、そして温かなお人柄。 なぜ引っ張りだこなのか、判る様な気がします。 いつどこで生まれ、どうやって音楽を始められたかから教えてください。
ASL:1965年に西アフリカのカメルーンで生まれ、8歳の時にギターを始めたんだけど、6本も弦があって複雑なので(笑)、ドラムにしたんだ。 子供の頃はカメルーンでドラムを叩いてたんだよ。 テーンエイジャーになったころ、80年代に入って、家族でフランスのパリへ引っ越したんだ。 パリで高校と大学を卒業、先行は心理学。 パリへ入ってから、ベースに転向したんだ。

PCI:ベースに転向するきっかけは何だったんですか? 
ASL:よく判らないけど、コンサートが終わると女の子がみんなドラマーの所じゃなくてギタリストやベーシストの所に集まるんだ。こりゃベースやるべきだな、と思ったのさ(笑)。ドラマーやってるとベースをどうやって弾けばいいのかよく判ったしね。

PCI:ベーシストに転向して、最初はどんな音楽をされましたか?
ASL:最初はポールジャクソンの真似をして、ジャズロック系だったかな。 それからパリでは色んな音楽をやったよ。 

PCI:パリにはいつまでいたんですか?
ASL:1980年から1992年までパリにいて、それからロスへ引っ越したんだ。

PCI:ロスに来た理由はなんですか?
ASL:パリでは、ベーシストとしてほぼ頂点に達し、忙しすぎて自分を見失いかけてたんだ。 アメリカに来れば、また全く違うことにチャレンジが出来て自分のペースで仕事が出来ると思ったんだよ。 

PCI:アメリカでも、ニューヨークではなくなぜロスだったんですか?
ASL:ニューヨークのエネルギーはパリとよく似てるんだ。 変化を求めてたし、少しリラックスもしたかったんでロスを選んだんだ。それと、ロスならそれまでとまったく違う活動が出来ると思ったんだ。

PCI:ニューヨークのエネルギーがパリとよく似ているという意味がよく判らないんですけど?
ASL:一言で言うと、どちらもジャングルなんだよ。皆、もの凄い速さで動くし、いつも走り続けなきゃいけないんだ。少しペースを落として自分自身を見つめ直そうと思ったんだよ。 

PCI:パリではどんな活動が中心だったんですか?
ASL:色んなミュージシャンとプレイもしたし、ビッグバンドともやったし、一時間以上ベースだけのソロって言うのもよくやったよ。毎日どこかで弾くって言う毎日だった。 パリだけじゃなくて、ヨーロッパ全体を旅してたね。 

PCI:ロスへ来てからの活動はどうなんですか?
ASL:こっちでも色んな人とプレイするけど、今は作曲にもっと時間を割いてるんだ。 だから、ロスに来てからは色んな人に曲を書いたよ。 ハービー・ハンコックとかスタンリー・クラーク、ブレッカー・ブラザーズとかね。 ロスに来たお陰でまたゼロから再スタートできたから結構楽しいよ。 

PCI:ロスは気に入ってるんですね?
ASL:そうだね。 自分がやろうとしている音楽活動はここで本当に楽しく出来るよ。 自分の新しい可能性や潜在能力を発見している所さ。 スタンリー・クラークとか、ほかのロスのミュージシャンともパリにいた時から会ったことがあるんで、そういう意味じゃ仕事はやりやすかったね。