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Chelsea Smiles at Roxy

(Report by Toshi Kasai)

誰がロックコンサートに行き、ミュージシャンの長い話を曲の間に聞きたいでしょうか? 観客は次から次へと流れるロックンロールを聞きに行ってます。 自分が観たこのショーはパンクロックの教科書とも言うべくものでした。 場所はハリウッドのサンセットブルバードにあるRoxy(ロキシー)。 Chelsea Smiles(チェルシースマイルズ)と言う新人バンドのショーでした。

新人と言ってもメンバー一人一人のキャリアは長く、リーダー的存在のTodd Youth(トッドユース)については、Warzone(ウォーゾーン), Murphy's Law(マーフィーズロウ), Danzig(ダンジグ)等の数々のバンドへの参加経験もあり、20年近くアンダーグラウンドロックシーンを支えるベテランギターリストです。 日本でもZilchのツアーへ参加をして知っている方も多いと思います。

自分はDanzig在籍時のToddと、 ベースのJohnny Martin(ジョニーマーティン)とは、彼が在籍していたバンド、Crush Radio(クラッシュレディオ)と別々のレコーディングへ参加させてもらいました。 その二人が在籍するChelsea Smilesのコンサートの誘いを受け行ってみると、予想をはるかに上回るエネルギッシュで爽快なコンサートでした。

格好も演奏もどことなくThe Ramones(ラモーンズ)を彷彿させ、 Ramonesがまだコンサートを続けていたならば、彼らが前座をしていたのではないでしょうか。 最後はToddがThe Who(フー)を彷彿させるギタースマッシュ(しかもギブソン・レスポール!!)で幕を閉じ、満員の会場は大盛況でした。先輩のバンドに敬意を評し、良いものは引き継ぐと言った彼らのライブでのスタイル、6月にCD発売予定と今後に期待したいです。

Todd Youth-Vocals, Guitar
Christian Black-Vocals, Guitar
Johnny Martin-Bass, Backing Vocals
Karl Rosqvist(Rockfist)-Drums
Jake Cavaliere-Organ, Harmonica

 

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Photo by Hiroshi Mochizuki (Copyright 2004 Hiroshi Mochizuki)

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