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2005年6月12日

第2回:海外ツアー!前編

B-L-E-N-D ドイツツアー
2005年4月18日から5月2日までの2週間のドイツ ツアーを終了し、無事にロスに戻ってまいりました。レコードレーベル(Noteworks)サポートの初めてのツアー。 メジャーレーベルと異なり、小さなインディーズのレーベルとの仕事はバンドとの相性がとても大切。 何たって信頼関係と、時間と努力を惜しまない姿勢がお互いに必要と実感しました。

海外ツアー、これは思っている程遠い夢ではないものです。
「自分達も自力で海外ツアーを・・」と考えている方々へのささやかな助言:

* まずその国で流行っている音楽を調べる事。
(ちなみにドイツは現在インディーズ ロックバンドが結構流行っています。)
* 自分達の音に似ている現地のバンドを探して友達になる事。(Yahoo外国版や、著名バンドのファンサイトなどを通して調べると意外にみつかります。)
* インディーズ・レベルで特ににお勧めは「現地の仲間」をみつけ、短期間のジョイント・ツアーを企画する事。
* 日程、回る都市の選択は「現地の仲間」に良く相談して決める事。地元ですから。
* 移動にはバンなど、ちゃんと保険をつけてレンタルする事をお勧めします。
* 宿泊先とご飯は通常、ライブハウスなどが手配してくれます。演奏後は機材を盗まれないよう、バンは安全な場所に駐車できるよう前もって手配する事!
*プロモーションは何より大事!!基本的に低予算の場合はこの「現地の仲間」にお願いするのが一番。「海外からのゲスト!」という事で以外に力をいれてもらえます。又、現地のブッキング・エージェントを通して、演奏するクラブとギャラやプロモーションの依頼など、きちんと契約書を交わした方が良いです。
* 言葉の問題がある場合は、ツアーに同行してくれる通訳兼ツアーマネージャーを雇う事。(バイリンガルの友達をみつけ、旅費を出せば以外と引き受けてくれるものです。)
* ギャラは当てにせず、ひたすらCDとTシャツなどのバンドグッズを売る事!
* 新しい仲間、ファンとの交流はWEBのブログが一番。出発前にちゃんとWEBを立ち上げる事。
* 旅にハプニングは付き物。お金を惜しまずメンバー全員海外旅行者保険に入る事をお勧めします。
* (ちなみにBLEND最初のツアーではベルリンのクラブ演奏後、朝起きたらDV Camを盗まれていました。誰も保険に入っていなかったので泣き寝入りに。。 るーるるる。)

BLEND 2005 Germany Tour
「ところで、何故ドイツ?」
BLENDのギターリスト ヨーク(Jorg Kohring)はドイツ出身で渡米前にはスタジオ/セッション・ミュージシャンとしてハンブルグで活躍していました。 2000年にBLENDデビューアルバムを自分達のレーベルからリリースした際、昔の仲間の協力を得てドイツ・ミニツアーを決行。そのハンブルグでのライブを見たNoteworksのオーナーが、今回改めてドイツ国内でのアルバムの再リリースをオファーして来たという次第です。

出発:前回ツアーでは自分とアーバン(ヴォーカル/ベース)は空港の搭乗口前のマクドでハンバーガーを食べている間に飛行機に置いていかれるという悲劇(?!)にあい、今回は早め、早めと思い自分は一人3時間半前にロス空港に到着し、航空会社のカウンターが開く前に一人でぽつんと待っていました。(ちょっと寂しかったです。)

erfurt.jpg

ヨーク(ギター/ヴォーカル)は1時間後に登場。しかし、当日ギリギリまでレコーディングをしていたアーバンは予定より30分遅れの搭乗開始後、ラップトップを片手に「間に合った。間に合った。」と、滑り込みセーフ。3人並んでの11時間半のフライトではレコード会社から送られて来ていた契約書を一緒に読み、セットリストについて相談。その後アーバンは入手したばかりというQベースの勉強、ヨークは睡眠補給、そして自分はGame BoyのFinal Fantasy2のカヌーの捜索をしながら過ごしました。

フランクフルトに到着後、レーベル オーナーのクリストフ(長身でハンサム!) の迎えを受け、車で1時間半程先のケルンへ。ケルンでは早速ツアー・マネージャー(レーベル所属) アナとミーティング。今回がバンドのツアー同行初めてと緊張気味のアナ。しっかり者で元気人のアナはこの後2週間のツアーでバンドとレーベルの間に入って大奮闘!本当に頑張ってくれました。アナとのミーティング後仮眠を取り、8PM、最初のインタビュー(Koln Stadt Zeitung)をバーで済ませた後、電車でクリストフ宅へ。夕食をご馳走になり、更にミーティング。3AM、クリストフに案内され、20分ほどのケルン市内夜行観光散歩をしてホテルに戻りました。

koln.jpg

リハ:
次の2日間はレンタル機材のチェックを含めてケルンでリハーサル。スタジオはクリストフの知人で、Deep PurpleのJon Lord等のパーカッショニスト/プロデューサーであるMario Argandona氏のレコーディング・スタジオ。Marioは経験豊かな素晴らしいミュージシャンであります。お昼はMario氏と一緒に音楽について語ってしまいました。Marioは何たって笑顔が優しい!数回セットを通し、時差ボケで全員「ぬぼっ」としていたものの、お互い「よしよし。」という手ごたえがあり、満足してレコード会社の用意してくれたアルファ・ロメオ車(!)でホテルに戻りました。その後ホテル前のお気に入りのバー、Magnusで閉店まで飲んじゃいました。

<次回:コンサート編へ続く!>

Koln-Dom.jpg

Link:
b-l-e-n-d.com
Therosies.com
Toshihiketa.com
Rayluzier.com

投稿者 admin : 09:09