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2001年9月 3日

第2回 「御大JBとの演奏」

What`s up my people! 
いや~暑い暑い!!さすがLA、特に僕達が住んでいるStudio CityはVally(盆地)なので夏は41度ぐらいまで上り、うちの犬(音吉)も散歩中たまに口から泡を出すありさまでこう言ったときだけは山の向こうのSanta Monicaや Long Beachがうらやましい限りです。
さて、この4年間、テレビのトークショウのハウスバンドで演奏する機会が多いのですが、(ハウスバンドの仕事というのは、コマーシャルに行き、帰ってくる時の演奏、ゲストアーティストのバックアップ、ショートコメディーの手伝いなど毎日かなりハードなスケジュールなのですが、笑えるハプニングや沢山の人との出会いなどがあったりでとても面白い仕事だと僕は思います。)

音楽雑誌にもあるVIBEがトークショウを始めた時のことです。
雑誌の方はR&B HipHop系なのですが、番組のゲストの方はR&B、HipHop+Rock系のアーティストや映画俳優、コメディアン、など
かなりなバラエティー番組でした。あの日も夏の暑い日だったと思うのですが仕事場のスタジオに行くとなぜか皆が緊張しているので、何が起こるのか楽しみにしていると、数時間後、表に2台の白バイに護衛された超長い真っ白な美しいリムジンが、表門から何かのテーマソングにのって来る勢いで入って来てスタジオの前で止まりました、

中から出てきたのがなんと他ならぬあのJB(Mr James Brown)

僕は一応ファンなのですが、この光景があまりにもコメディータッチだったので爆笑してしまい一人で得した気分でした。
さてついにMr.BrownとのReharsal 、やはり代表曲のSexMachineを演奏することになりました、シンプルとは言えギターのリズムがメインな曲、緊張していた矢先にBrown先生に演奏を止められ、「おいそこのギッタープレイヤー!」僕はドキッとしてさっき爆笑した事の復讐かと思いきや「一人で弾いてみろ」といわれ、弾き始めるやいなやすぐに止められ違うところの手ほどきをうけました、我ながらJBに手ほどきを受けられたと思うと又得をした気分でした。
本番はと言うと、バンマスのグレッグフィレガンが出だしのカウントを間違えたりで、ひやひや物だったのですが何とか無事に終わりJBのインタビューが始まりました。

実は本番でのJBの衣装が少し小さいのではないかと思っていたのですが、インタビューが始まるやいなや、JBの額から何故かおびただしい量の汗が出てきてどんどんJBの体がソファーの上に斜めに横たわって行ったのです、演奏のすぐ後と少し小さい衣装のせいでかなり辛そうでした、それと個人的な意見なのですが、たぶんあれはワイアレスマイクの送信機の金具とベルトの間に皮膚が挟まっていたのではではないかと。               
何はともあれ一日が終わってげっそりしている僕らには目も触れずMr Brownはボディーガードと2,3人のオネーちゃんと共に何事もなかったかのごとく颯爽と帰って行かれました!

今回はちょっと近況報告を付け足してみます。
8月から又新しいTVショウに出させてもらっています、
毎週水曜日夜8時半、チャンネルは7(ABC)30分のコメディー番組、番組名はWayne Brady show.もしチャンスがあればご覧あそばせ。
Liveでは、Men at workのヴォーカルのコーリンヘイとカリフォルニアでのツアー。Recording の方ではスパニッシュロックのバンド、今年のグラミーのBESTラテンオルタ二ティブバンドの受賞者LaLayのMTV UnpluggedでCDとDVDの録音、彼らとは9,10,11,12月とLiveの仕事も
メキシコ、チリ、アルゼンチン、スペインなどでスケジュールされています。
それではまた!   

投稿者 admin : 2001年9月 3日 06:36