第6回『ギタリストに役立つソロ上達のための練習法〜其の1』

これは僕が実際にバークリー時代に取り組んでいた練習方法の一つです。
基本的にはどんなジャンルのどんなスタイルにも応用のできる練習方法なので是非普
段の練習に取り入れてみてください。まず自分の好きなギタリストのCDを一枚選んでください。基本的にはコピーをしてもらうのですが、当然難しいフレーズもあれば簡単なフレーズもあると思いますのでまずはそのギタリストの弾いているカッコいいなと思う比較的簡単なフレーズをコピーしてみましょう。

これは別に4小節とか8小節という長いものでなくても構いません。ホントにワンフレーズ、1小節くらいのものでも構いません。むしろそれくらいのフレーズから始めたほうがいいと思います。今回は特別なスケールを使ったものではなくメジャースケールやマイナースケール、もしくはペンタ位でやってみましょう。耳コピでも楽譜を見てもどちらでも構わないのですが、できるだけ細かいニュアンスも含めコピーするように心がけてください。
(注意!!)ようは長いフレーズだと細部をコピーする前に全体を弾けるようになる
まで時間かかってしまって肝心な練習がいつまでたっても始められません。長いフ
レーズは細かく切って練習しましょう。

まず一つのフレーズを覚えたら、テンポはオリジナルよりどんなに遅くても構いませ
んが必ずインテンポで弾けるように何度も繰り返してください。そう何十回でもサン
プラー如く繰り返してください。(笑)その次にいろんなポジションに移して弾いて
見ましょう。つまりいろんなキーで弾くということです。何回も弾いていればテンポ
も上げることができるでしょう。そこまでできたらシーケンサーやキーボードなどで簡単なコードもしくはコード進行を流してそれに合わせて軽くアドリブをしてみましょう。キーはまずCでいいでしょう。例えばC-Am-F-GとかAm-G-F-Gとかでいいと思います。アドリブをとりながらコピーしたフレーズをソロの中に織り交ぜていきましょう。

ここで気をつけたいのが自分が今弾けるアドリブに新しくコピーしたものをいかに合わせるかということです。練習方法はまず、4小節の繰り返しの中で毎回必ず同じ場所でコピーしたフレーズを弾きます。つまりコピーしたフレーズを使いながらその前後のアドリブを練習することができるのです。当然毎回同じフレーズを弾くわけですからその前後のアドリブは同じではいけません。自分なりにそのフレーズ合うアドリブを心がけてください。僕の場合はコピーしたフレーズを毎4小節の頭で使うパターンとその逆の3小節目から使うパターンを最初に練習しました。前半と後半に分けるということですね。つまりコピーしたフレーズが2小節だった場合ソロの50%はすでに決まっているので残りの50%(2小節)をアドリブすればいいのです。

この練習の繰り返しでいろんなフレーズを混ぜてアドリブできるようにしてみましょ
う。ただ覚えたフレーズも使いこなせるようにならなくてはいけないので、必ず8小
節で2つのフレーズだけを使って練習してください。覚えたフレーズのすべての組み
合わせを練習してみましょう。10個のフレーズを覚えた頃には自分のアドリブと10個のフレーズの組み合わせでかなりのことができるようになっているでしょう。
この練習方法は自分のギタリストとしてのスタイルの形成にも大きく影響を与える練
習ですのであくまで自分がカッコいいと思うものをコピーしましょう。

僕が学生の頃よくコピーしていたものは、Vai,Satriani、J.Beck、S.Lukather、
E.Johnson、J.Hendrix、最近ではAndy.Timons,Richie.Kotzenですね。。ここに書き
きれないくらいたくさんやりました。いやいや良くコピーしたものです。。でも今は
コピーしたフレーズをそのまま弾くってことは練習以外ではないけどすべての影響は
プレイに少しづつ出てると思います。もちろんロックに限らずJAZZのプレイヤーのフレーズでもやりましたが、、とにかくいろんな人のカッコいい部分をどんどん吸収して上手くなってください。

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