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2004年3月12日

第23回:最近の出来事

皆さん、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか?
ニューヨークは少しづつですが温かくなって来ています。
世界中、鳥インフルエンザだ狂牛病だの揺れていますが、
先日久しぶりに吉牛に行ってきました。西海岸程ではないですけど、
今ではマンハッタンにも3軒程あるんです。日本の吉牛では一時的に牛丼は
食べれないみたいですけど、僕はこれから少しはまりそうですね。
日本のと食べ比べた事のある人はアメリカのは少し甘めと言いますが、、、
僕は本家日本のは食べた事がないので。
でも本音を言うと、ニューヨークでもジンギスカンが食べれれば、、、、
無理ですね(笑)。

写真は無いんですけど、
先日久しぶりに元マイルスデイビスバンドのキーボード奏者、
アダムホルツマンも参加したチャリティーコンサートで
ハウスドラマーを努めて叩いて来ました。
彼と一緒に演奏していると、めちゃくちゃ楽しいんですけど、
同時にこれ以上ないという位緊張感もあるんです。マイルスが生きていた頃、マイルスが自分のバンドでしていた様に、演奏中にアダムからビシバシ指示が飛んで来るんです。リズムには凄い厳しい人なんです(笑)。
ちょっとでも変な音を出すと鋭い眼光が飛んできますし、良いビートを刻んでるとその時はその時で Keep going, Keep goingみたいな指示で、そうかと思うと、たまにキーボードを弾きながら左手でベードラ、スネアの指示まで演奏中に出して来る事もあります。でもこの緊張感が最近は楽しく思える様になって来ました。今回はなかったですけど、アダムの指示で曲がリハーサルと全然違う方向に行く事もありますし、エンディングも全然違う終わり方になってしまう事もよくあるんです(笑)。コンサートは大勢のお客さんが入ってくれて、大成功でした!

さて、前々回のコラムで出来かけのリハーサルスタジオの事に触れましたが、
出来上がった事を未だ報告していませんでしたね。去年の暮れに出来上がって、それから徐々に色々物を揃えて、ミュージックフォームを買い込んでカミさんと試行錯誤でやっとの事で壁に張る事が出来て、音質的にもかなり良い感じになって来ました

IMG_0693.jpgIMG_0689.jpg

ここが新しいリハーサルスタジオです。
現在はここで地元生徒対象のレッスン、通信レッスン、又最近はジャムセッションも良く行っています。他のミュージシャンには何時も自分のアンプ類を持ち込んでもらっていて、、、行く行くはその辺の機材も徐々に揃えて行きたいですね。

それと、このスタジオの関連事項と言う事でもう1つ。通信レッスンの内容をもう少し分かりやすくするために、僕のサイトのレッスンの所に30秒のクリップを3つ(Groove1, 2, Drum Solo)加えてみました。全体として見たらほんの一部の内容ですけど、お時間がありましたら是非チェックしてみて下さい。

今回2つ目のトピック。
最初の方のコラム(約2年位前)でもほんの少しだけ触れた事もありますが、
僕もニューヨークでのライブの時などはサポートしているボーカリストAnne-Reginaが遂にデビューアルバム"best kept secret"をリリースしました。
CDは全て打ち込みなので僕が叩いている訳ではないのですが、機会がありましたら是非皆さん、AnneのCDを買って応援して下さい。僕の友人でもある、元Good Rats (70年代にアメリカ東海岸で大ヒットしたロックバンド) のギタリスト、現プロデューサーのJohn Gattoを中心に、ポップな感じに仕上がっています。僕的に「いいね~」と思う曲もあります。バンドで彼女をサポートする時はJohnがギター、僕がドラムで、ベースに同じくT.S.O.からJeff Allegue、キーボードがBilly AlexanderとSpyros Poulos from Madonna。
ライナーノートにもメンバー全員の名前がクレジットされていました。
Thanks Anne and John!!!

IMG_0793.jpg

この写真はCar Audio Magazine Vo.35にも使われたショットから。結構日本のメディアでも取り上げられて来ています。実際のページは彼女のホームページでご覧になれます。是非応援して下さいね。触りだけですがサンプルを2曲、聴いて下さい。

今回3つ目のトピック。
現在アメリカ、ヨーロッパで急成長中のドラムメーカー、GMS DRUMSとエンドース契約を結びました。

IMG_06241.jpg

実はNAMMショーの直前にエンドースの話はあったのですが、メーカーにとっては一大イベントですからとても忙しく、NAMMが終わって少し落ち着いたこの時期にファクトリーに行って、無事契約を結ぶ事が出来ました。契約と同時に、ほぼカスタムモデルに近いドラムセットを発注し、出来上がるのは6月上旬だそうです。カラーはターコイズ(緑がかった青)で、光の加減で筋雲の様なラインも入り、さらにラメも入れて、ラグもゴールドにしてもらいました。かなり派手な色です(笑)。ドラムが出来上がったら写真撮影があって、それからカタログ、こちらのドラム雑誌の広告等にも載るそうで、今から結構楽しみです。

今回4つ目のトピック。
僕の地元札幌のインターネットラジオステーションが僕の事を取り上げてくれました。もしお時間がありましたらこちらも是非聞いてみて下さい。全部で100番組ありますが、その中の”21stのスリリングな人達” が僕を取り上げてくれた番組です。北海道弁バリバリの放送です(笑)。2004.03.05第120回放送分です。

このスリリングでDJを努めるKattuさん(ギタリスト)や、れんさんと知り合えたのは実は何を隠そうトモさんのおかげなのです。NAMMに行っている最中にカミさんから電話があり、トモさんのホームページの掲示板にKattuさんがトモさんの特集を組んだので是非聞いて下さいと書き込んでいて、聞いてみたら凄い面白かったって。

NAMMから帰って来てからラジオを聞いて、地元札幌にこんなに楽しいインターネットラジオステーションがあるんだって凄い嬉しくなって、Kattuさんにメールを出したのが全ての始まりでした! それから何度もKattuさんとれんさんとメールのやり取りがあり、僕の特集を組んでくれる事になったのです。

この厳しいニューヨークでの音楽生活の中で、同郷の方々から応援を受けるのは非常に嬉しい事でもあり、精神的にも大変勇気づけられます! トモさんの言っていた「地元の人と接点を持つ事は凄く良い事」っと言っていたのが今分かってきました。これからも機会があったら又僕の事を取り上げてくれるそうです。

それから同じく北海道出身のスーパーギタリスト、小崎仁司さんの事も! 最近彼は素晴らしいリーダーアルバムをリリースしたばかりですが、それとは全く別の彼の秘蔵サウンドが近々このラジオで聴けるかもしれません!!!

皆さん、”21stのスリリングな人達” 要チェックですよ!!! 
毎週金曜日にアップされています。各週によって各々タイトルがあるのですが、基本的には軽快なトークで進む超アドリブ番組で、常に笑いのある楽しい放送です。是非、聞いてみて下さい!

それでは今回はこの辺で。
また次回お会いしましょう。

Takanori Niida Official Website

投稿者 admin : 2004年3月12日 07:44