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2003年5月31日

第9回『哀愁のギタリストは最近どうなの?』

shiboyugi.jpg

***衝撃のミッドナイトカツ丼***
かれこれ10年以上も通っているとんかつ屋さんがある。まー、発狂寸前のうまさですよ。私が都内で好んでいくとんかつ屋さんは3軒ほどなんだけどその3軒のなかでもバツグンの店。そこの御主人と先日話していたらカツ丼の話になった。私がこの店のカツ丼を食べた事がないという話しだ。そんな、なんて事のない事実に私も御主人もかなりびっくりした。
「じゃあ、今度来た時食べてみよう」というと
「呑んだ後のカツ丼うまいよ~」と御主人。
この“呑んだ後のカツ丼”という響きが私の頭に入り込みどうしてもどける事ができない。呑んだ後というのはたいていラーメンとかに決まっている。ピンとくる。しかしこの“呑んだ後のカツ丼”という響きはどうだ。これが“しめのカツ丼”であればまったく魅力を感じないところだ。しかもカツを知りつくしていて私がものすごく信頼している御主人のお言葉。もう寝てもさめてもカツ丼である。

実はとんかつ屋さんのカツ丼にあまりいい印象がない。
カツが主役すぎるからだ。私のベストカツ丼はとんかつは薄く衣とたまねぎの方がニクよりも偉いというものだ。しかし何度もしつこいようだがこの店である。 いずれにしてもカツ丼が頭からはなれないのだ。私の場合こうなったらもうだめ。前に欲しい本があって本屋さんに行ったらなかったので意地になってバイクで本屋さん100軒くらい回った事がある。

ラーメン食べながらカツ丼をイメージしてる。カツ丼。。。男の丼飯のキング。。。それはカツ丼。

カツ丼という名の惑星に住んで数日、私にチャンスが訪れた。風が気持ちいい夜。
酔いごこちもナイス。腹の減りもナイス。足は、いやチャリンコは例のとんかつ屋さんにむかっていた。店に入った私はあせる気持ちをおさえて酒を冷やで注文した。ちびちびやりながらタイミングを待った。御主人もすべてのオーダーをこなしていつでも来いな感じ。ここしかない。
「すいません、カツ丼」

ここでカツ丼の味がどうだったとか書いてもしかたあるまい。ひとつ言える事は“信じていれば人生うっとり”という事だ。パーフェクト。
そして帰り道、私はチャリンコでクラッシュした。AT THE MIDNIGHT。
血だらけの手を見つめながら数日後にひかえたライブを思う。こわごわ動かしてみるとなんとか動く。
手のひらの傷がひどい。メインギターがストラトキャスターじゃなくて良かった。
(これだと痛いんすよ)
カツ丼、さすが男の中の男。私は不思議な充実感を感じていた。

***ニューギター買っちゃった。***
そうなんです。アコギ買っちゃいました。昔から欲しかった赤いハミングバード。
細かい事を言えばきりがないくらいこだわりの買い物だったんだけど、いちばんこだわったのはカラー。
この赤なんすね。このはっきりした赤がなかなかなくて。。。あっても他の条件とずれたり。
もう探すのに疲れはてたそんな時に出会っちゃたんですね。ほんとに嬉しくて。。。わーい。
見てやって下さい。

hummingbird.jpg

***誕生日***
そしてそのハミングバードのデビューとなるライブが下北沢の440というライブハウスでありました。
5/29でしたがなんと私の誕生日の前日だったんですね。打ち上げでは緊急にケーキなども用意して頂いてなんとも嬉しかったです。

440.jpg

打ち上げの後見に来てくれていたヒックスビルの中森さんとこの日、共演したマシロさんとラーメンを食べに行きやした。なんと平太周という超こってりラーメン。(古くは土佐ッ子にルーツあり http://www.hirataisyu.com/ )
つまり新しい年令の始まりに食べた最初の食べ物ですね。
こいつは頼もしいぜ。

(コータローさんのインタビューはこちらです。)

投稿者 admin : 10:56