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2008年1月27日

NAMMショー 2008

今年もNAMMショーでは世界中の人達と会え興奮する1週間であった。中でも圧巻だったのは、「1/18(金) 4pmにグループ写真を撮るので、Xotic 製品ユーザーのプロミュージシャンの方々是非お集まり下さい」と呼びかけたところ、大変多くの方々が来てくださったことだ。多忙なプロミュージシャンの方々が我々の様な小さなメーカーのブースを探して集まってくれた。。。カメラを回しながらつい涙。。。写真撮った後も遅れてかけつけて頂いたミュージシャンも多く嬉しい限りであった。こういうミュージシャンの方々のサポートのお陰でビジネスが続けられる。
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今回はヨーロッパからのお客さんが大変多く、なかでも印象的だったのはチェコからの人だった。1989年に共産主義が崩壊した時、その人は14歳だったそうだ。チェコスロバキアとして民主国家になったわけである。そしてその後、1993年にはチェコとスロバキアが分離した。考えてみればつい最近のことである。思春期の青年が昨日まで正しかったことがダメなことになり、昨日まで固く禁じられたことが開放された訳である。もともとチェコの人達は陽気で音楽好きだそうで、その後怒濤のごとくアメリカの音楽が押し寄せ、今ではその人は自分で楽器卸業を営み大きくビジネスを成功させておられる。彼の波乱万丈の人生の話に時を忘れて飲み交すこととなった。彼にとっては、こちらの日本人としての当たり前の話が大変おもしろい様だった。例えば、約束した期日には必ず製品を出荷する、メーカーとして不良などを出して迷惑をかけたら最優先で対応する。こんな当たり前のことが日本人は素晴らしい!といちいち驚かれるのはこそばゆかった。

別の来訪者で大変楽しかったのは↓のスペインの人達だ。うちのギター、ベース、ペダルをビジネスとして気に入って頂いただけでなく、ミュージシャンとして、自分たち自身が使う物としても心から気に入って頂いた。英語をあまりうまくしゃべられないので、身振り手振りでのコミュニケーションが多く、回りで見ている人達から見ると漫才を延々やっている様にみえたと思う。商売を超えた人間同士のつながり、絆、それを音楽を通じて世界中の人達と可能にできる。ビジネスを継続することは困難なことであるが、こういう喜びがあれば頑張っていけると実感した。
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投稿者 admin : 2008年1月27日 14:05