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2008年4月25日

春です!

Fender Mexico MOD(?)には興味を持っていただけましたか?
今回はEpiphoneのCASINOにあれこれと手を加えていきます。


まずは、コントロール部のパーツを変えたいという事なので外しちゃいます。このようなパーツが付いているんですね。

取外し.jpg  アッセンブリー前.jpg


ポットをCTS製に交換しました。VolumeはXoticのスムースVolume、Tone部のコンデンサーはVitaminQです。
トグルスイッチとジャックはSwitchcraft製に、配線材も交換しました。

アッセンブリー後.jpg  アッセン.jpg


パーツを交換した事で取付け穴の拡大が必要になりました。ご自身でパーツの交換に挑戦される際は、この辺のサイズも気にしないといけないポイントですね。

穴開け.jpg


ナットの溝が削れてしまっていたので、交換した方が良いですね。オイル漬けの牛骨を使用し、丁寧に仕上げていきます。

ナット前.jpg  ナット1.jpg


お客様のリクエストにより、ブリッジをKTS製チタンパーツのPR-01setに交換しました。溝の微調整をして取付け完了。

KTS溝調整.jpg  KTS.jpg


各部の調整をして終了です。

ナット後.jpg  完成.jpg

投稿者 ewsjapan : 11:55

2008年4月10日

Fender Mexico MOD

今回は山野楽器千葉店様との企画のご紹介を。

E.W.S.の仕事を気に入っていただき日頃よりお世話になっているのですが、「『こんな風に調整されたギターは弾きやすいですよ〜、こんなパーツを使うと良いですよ〜』みたいな感じで見せられる楽器が店頭にあると良いよね〜。」という会話から温められていた企画をついに実行しました。
店員の橋本さんのご希望で、最初の一本はFender Mexicoのストラトに決定。
「どこをどうしましょうかね〜?」(E.W.S.) 
「う〜ん、MexicoをCustom Shopに(笑)」(橋本さん)
なんて事を話しながら、手を加えていく事に。
今回は何から何まで変えてしまうようなモディファイというよりは、少し手を加えて精度を上げるという、アップグレードのような企画になりました。

まずはナットをオイル牛骨に交換(腕の見せ所ですね。お客様に大変好評です。)
nut.jpg


そしてブリッジサドルをRaw Vintage Pure Steel SaddlesのRVS-112(11.2mm)に交換
(11.2mmピッチのブリッジに10.8mmのサドルがついていたので、全体的に内側に寄っていました。その様子が見た目にもちょっと...だったので有無を言わさずに交換です。)
raw vintage.jpg


電気系統ですが、VolumeポットをSmooth Volume仕様に(PotはCTS製がついていたので、それを活かしました)、ToneのコンデンサーをSprague Oil Capacitor-Black Beauty0.047mfd(Xotic/XP-SB-473)に、配線材をCloth Wireに、ジャックをSwitchcraftに変更しました。
配線1.jpg


そうして組み上がったギターに弦を張ろうとしたところ、フレットのバリが気になる!という事でバリ取りを。
ネック.jpg


弦を張ってピックアップの高さやオクターブなどを細かく調整し、完了です。
pu.jpg


いよいよ納品の時...。「おっ、生音が太くなった!?音が落ち着いてるし太くなってる!!変わるもんだね〜、いいね〜!!」と満足していただけた様子で、次回企画についての話が色々と出て来るのでした。
近々、また何か紹介出来ると思います。

guitar.jpg


橋本さんです。
hasimoto.jpg


このギターは山野楽器千葉店に展示してありますので、お近くの方や興味を持っていただいた方は、是非一度お試し下さい。
詳細は山野楽器千葉店の橋本さんか秋葉さんにお問い合わせ下さい。

投稿者 ewsjapan : 16:37