第22回目:ただ者じゃねーぞ!の巻き

お久しぶりです。お元気ですか?
私はここ数日風邪でお鼻をぐじゅぐじゅさせてます。

そんな中、私は再びアルバム制作に真剣突入しています。
今年の8月に "Silent Love" をリリースしたばかりなので、
その後、約2ヶ月で次のアルバムを作りはじめたという事ですね。
これは、もしかしたらデビュー以来の新記録かもしれません。(笑)

今回わかった事があります。
気心知れた仲間達と音楽をやるのは、非常に楽で暖かいという事。
私は、もう何枚ものアルバムを単独プロデュースしてきましたが、
それでも絶叫したくなるような大変な思いをせずにすんだのは
そこに友情があったからかもしれません。

なぜそれに気付いたかと言うと、今回のアルバム、
知り合いのミュージシャンは今のところ、
ひとりも起用していないのです。
新しい事がやりたくって、冒険の旅に出ました。

どうやってメンバーを決めたかと言うと、これはもう
真理印の”当たって砕けろ!”精神で
とあるミュージシャンにお願いのお便りを出したのですね。
アルバムに是非参加してほしいと。
コンタクトインフォメーションとか、ネットサーチしても
皆無に等しかったのでちょっと苦労しましたが
なんとかがんばってみたところ、
私の強い意志が通じたのか、あちらからお電話が来たのです。
いやあ、びっくりしました。
自分に、そういう力がまだ残っていたとは。
人間、あきらめるものじゃありませんね。

というわけで、2004年の春に出る私のアルバムは
グラミー賞受賞者でもある、ジョン メイヤーのバンドメンバーを中心に
形成されています。
私はプロデューサーなので、音に関してはもちろんの事、
お金の管理からお宿の世話まで全部ひとりでやっていまして、
たまにスタジオで、ひとりのちっちゃな女の子みたいに、
ぽつんと何もわからない顔してニコニコ座ってられたらいいなあ、、、、と、
そんな事が淡い願望となっていくのでありました。

今、第1段階が終わったところ。
彼らはもう、ずっと全米ーヨーロッパとツアーに出ずっぱりだったので
彼らの帰りを待ってスケジュール調整。
それがまた一転二転したり。
登場するはずの人物が登場しなかったり。
いや、、、、さすがの真理ちゃんも、ちょっと体重が減りました。

でも、最後までがんばるぞーーー!

あ、それからもう一つ発見したこと。
やはり、自分はただ者ではないという事。
自慢するわけじゃないけど、いろんな意味で。(笑)
大切にしてあげなきゃって思いました。

それでは、また。
Dec.16 2003

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